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犬の爪の話・・・
2013 / 08 / 01 ( Thu )
8月になりましたが、仙台はまだ梅雨が明けず、ぎらぎらの夏が待ち遠しいこの頃です

さて、追求することが楽しくなってきたのは30歳を越えたあたりからでした。
何か一つの事を掘り下げていくこと、楽しいと思えるようになっています。

久しぶりに字ばっかりのまじめなお話です。


わんちゃんの爪をじっくり見たことありますか??
6.png
7_201308012259375b6.png

↑爪はこんな構造になっています。
少し字が見えにくいですね・・・ごめんなさい;)

人の爪との違いは、人の爪は骨から独立していますが、犬などの鈎爪をもつ動物は指の骨(末端骨)を取り囲む構造をしています。
爪は皮膚が変化したものであると考えられており、外側の目に見える一番硬い部分が皮膚の表皮にあたります。(壁)
その内側には白く柔らかい組織の白帯があり、(表皮の一部)その内側に真皮があり、中心には血管と神経が通っています。
私たちトリマーが爪切りでカットする部分は一番外側の壁の部分と白帯の部分です。
※絵の茶色と水色の部分です。

カットするときは角が残らないようにカットすることも大事ですが、この爪の組織構造をよく理解し、絵の黄緑色の部分(真皮)が出てきたらそれ以上深くカットしないことです。
それ以上カットすると血管をカットすることになり、出血します。


また、鈎爪は平爪(人の爪)の両端部分を丸めて接着したような形をしています。
つまり、爪の裏側部分(パッド側)をみるとよくわかるのですが、つなぎ目があります。
そのつなぎ目部分は非常にもろく、爪の切り方次第では爪が最も割れやすい部分です。
爪の繊維とつなぎ目部分を考慮しながらカットすることが大切になります。

もう一つ。
爪の真皮部分をカットした場合、外気に触れることで真皮部分はほんのわずかですが委縮します。
真皮と壁を同じ長さでカットした場合、内部の真皮部分が時間の経過とともにわずかに委縮し、地面に接触する部分が白帯と壁だけになってしまう場合があります。その場合、壁がもろくなっているわんちゃんは硬いアスファルトを歩いた時に、爪が割れてしまいます。
しかし、壁がしっかりと硬いわんちゃんの場合は真皮がわずかに委縮し、地面に接触する部分が壁と白帯のみになったとしても、しっかりと地面をとらえ摩擦によって多少削れたとしても、内部の組織を守る役目を果たすことができます。

構造を理解すること、また、わんちゃんのそれぞれの爪の硬度、そして、歩き方などを考慮して切ることが大切になってきます。



※参考書籍 獣医解剖学 近代出版



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